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​精 霊

第二部 ラージャスタン・アグラ宮殿編

第12話「祝祭前夜」(3)

「……《うえッ》?」

「《おや》」

 教室に現れたシフルたちに、ひと足先に到着していたメイシュナーとルッツの第一声はそれだった。

 次いで、周囲から声にならないざわめきが起こる。慈善園年長組の生徒たちは、叫びだしたいのを強いて呑みこみ、近くにいる仲間にしきりと目配せした。

 シフルの背後には、わずかに宙に浮かんで少年に従う青い妖精がいる。固唾を呑んで見守る生徒たちには毛ほども興味がないという風情で、シフルが腰を下ろした文机の斜め上、空中に静止した。

 もちろん、下にいる男子生徒が陰になったことなど、一切おかまいなしである。

「ラーガ! 何やってるんだよ。隅行け、隅」

 小声のプリエスカ語で言って、《ごめんな》と謝る。初日に親切にしてくれたものの、その後ろくに口を聞いてくれない彼は、目も合わせてくれなかった。

 シフルは教室のうしろへ移動していくラーガを見送る。これではもう、留学中に慈善園の生徒とまともに交流する望みは薄そうだ。プリエスカでユリスやアマンダに感じていたことを、シフルは改めて噛みしめる。といっても、あの二人とちがって、そもそもプリエスカ人というだけで相手にしてくれなかったので、傷は浅いといえば浅いのだけれど。

(せっかくの留学だってのに、まともに会話もしてもらえないとは……)

 交流が留学のすべてではない。ビンガム市立学院時代には、誰とも親しくなれず、黙々と勉強に励んだものだ。だが、そうはいっても、やはりせっかくの留学なのだから、この土地に住む人々の生(なま)の声が聞きたいという思いはある。

(誰かしゃべってくれそうなやつは……あ!)

 色素の薄い年少の男子生徒をみつけ、シフルは手を振った。先日、慈善園で初めてまともに口を聞き、試合相手にもなってくれたミーザン少年である。

 が、ミーザンはシフルに気づいた様子で目をあげたものの、何ら反応を返してはくれなかった。こちらを見ているのか見ていないのかわからないまなざしで、ただ文机に座っている。

(……ミーザン、おまえもか!)

 シフルの手は、空しく机の上に落ちた。慈善園の生徒みんなが、シフルたち留学メンバーを遠巻きにして敵愾心を示すなか、正々堂々とむかってきてくれたから、彼だけはちがうと思っていたのに。

(本当に成長する気があるんなら、敵国人だろうと何だろうと、むかっていけばいいと思うけどなー……)

 シフルは姿勢を整え、長い息を吐く。(話ができるのは女官と留学仲間だけか。せめてオースティンと話ができれば……)

 オースティンは先だっての一件以来、部屋で謹慎している、というのが女官たちの言だった。プリエスカからの留学生に刃を突きつけたことは、両国の外交にとって重大な問題であり、謹慎明けは休戦記念日よりあとになるらしい。

(他に話をしてくれそうなのはキナリー先生ぐらい。女官はキサーラさんにファンルーさんにメアニー……いやいや、メアニーと必要以上に接触するのは怖い)

 シフルは今朝のできごとを反芻し、頬に血をのぼらせた。それから、あ、とつぶやき、ぽんと手を叩く。

(そうだ、あの人がいる)

 

 

「《姫さまに質問?》」

 慈善園からの帰り道、さっそくシフルは思いつきをメアニーに伝える。「《何ですか? わたしから訊いてあげますよ》」

「《いえ、直接訊きたいんで》」

「《直接ぅ?》」

 メアニーは、あからさまにうろんな眼を向けてきた。「《まさかシフルさま、姫さまのこと好きになったんじゃないでしょうね? 申しわけないですけど、姫さまにはオースティンさまというラシュトー大陸でいちばんきれいな顔の旦那さまが——》」

「《ちがいます》」

 シフルは否定した。ラージャスタン第一皇女たる彼女に、横恋慕など畏れ多い。それに、そもそも彼女はプリエスカの学生たるシフルにとって「ラージャスタン・マキナ皇家」という別の人種であり、万が一にも恋愛対象としてなど考えられなかった。だいたい、アグラ宮殿でメアニーと遭遇してからというもの、この手の話ばかりで食傷気味である。

「《じゃあ、何だっていうんです》」

「《オレたちは皇女夫妻の『話し相手』として招致されたんでしょう》? 《ちょっと話をしたっていいじゃないですか》」

「《そんなの建て前ですよ。実際のところ、若い独身男性が皇女殿下と二人きりで話させてもらえるわけないです》」

 言われて、シフルはかたわらの妖精をちらりと見やる。ラーガを含めれば三人なのだが、妖精は端から数に入れられていないらしい。ラーガのほうも、目の前で無視されてもとくだん気にする様子はなく、相変わらずの涼しい顔だった。妖精憑きの妖精というものは、そういうものらしい。

「《じゃあ、セージも一緒に》」

 シフルは提案する。セージと皇女は非公式にではあるが、ある意味、旧知の仲である。これ以上の案はなさそうだった。

「《セージさまですか》」

 メアニーは思案するそぶりで、横目にシフルを見た。

(あ、これいつもの流れ)

「《頼んでさしあげてもいいんですけどー、その代わり》」

 そう言って、目を閉じて口を突きだす女官に、シフルは一瞥もくれず、

「《やっぱりキサーラさんに頼みます》!」

《もー、シフルさまったら、今さらいいじゃないですかー》という声を背中に受けた少年のうしろで、青い妖精が肩をすくめた。

 

 

 メアニーが皇女をともなって、シフルたちの待つムリーラン宮書庫に現れたのは、それから十分後のことである。

 シフルとセージは、それぞれに気になる資料を物色しながら、メアニーが返事を持ってくるのを待っていたのだが、

「《ごきげんよう、シフル、セージ。お招きありがとう》」

 予想に反して、いきなり皇女自身が現れたので、目を剥いた。《メアニーは下がっていいわ》と皇女は指示する。メアニーは《ええー》と不服そうだったが、

「《ふたりとは気兼ねなくお話ししたいの。あなたが親しみをもって仕えてくれていることは承知しているけれど》」

「《姫さまひどーい!》」

 少女女官は、大げさな泣き真似とともに書庫を出ていった。埃深く、古い貴重書ばかり納められているこの書庫では、メアニーのように動作の大きい人間が一人いると、それだけで部屋の空気が動くのがよくわかる。大きい綿埃が思いきり舞いあがり、ふわふわと落ちていった。

「《さあ、邪魔者はいなくなりました》」

 皇女はほがらかに告げた。さすがにメアニーの人となりに慣れているらしい。「《やっとこの機会がめぐって、本当にうれしいわ、シフル。でも、シフルは何か目的があるのでしょう? まずは、それから片づけましょうか》」

「……《はい》! 《皇女殿下》」

 この皇女の聡明さが、少年には妙にうれしかった。ひょっとしたら、アグラ宮殿でたった数人になるかもしれない交流相手の一人が、彼女だということが、とてもうれしい。

「《シフル、お願いですから、わたくしのことはマーリとお呼びくださいな。邪魔者がいないときだけでも》」

「《あ》……《はい》。《ではマーリ、お願いが》」

「《はい、喜んで》」

 少女は、澄んだ紫の瞳を細める。

 昼間だというのに、わずかな明かりとりから入る細い光だけが頼りの、この書庫だ。しかも、何年、何十年、もしかしたら何百年分もの埃に覆われている場所だというのに——彼女が微笑むと、そこに風が起こる気がする。

 ——こんな人と会えただけでも、すごいことだな。

(たとえ、慈善園の誰とも、わかりあえなくても)

 そんなことは、本来、当然のことなのだ。人同士がわかりあえないなんて、当たり前のこと。セージと出会ってから、すっかり忘れていたけれど、ましてプリエスカとラージャスタンは十七年前まで戦争していたのだから。

「《内容を聞いてからでなくていいんですか》? 《マーリ》」

 セージが、楽しげに口を挿む。

「《あら、シフルがそんなおかしな頼みごとをすると思っているの?》」

 セージとマーリは、くすくすと笑いあった。不思議としっくりくる二人で、こころなしかセージの表情もやわらかいのが、見ていてほほえましい。

「《まさか。でも、あなたは私ほどはシフルのことを知らないでしょう》? 《そういえば、このあいだもシフルのこと信じてくださいましたよね》」

「《それはそうよ》」

 マーリは至極当然というふうで答えた。「《セージ、あなたが全身で信頼しているかたですもの》」

「《過ごした時間の長さは問題ではない、ということですか。うれしいんですが、果たして本当にそれに値するかどうか》?」

「《あなたのこと? それともシフル?》」

「《残念ながら、シフルです》」

「《ええっ》?」

 思わぬ流れに、用件も忘れて過剰反応してしまう。

「《彼は、国の威信を背負った留学生であるにもかかわらず、女官の一挙手一投足に振りまわされて、勉学に集中できていません。このままでは留学の成果に影響するのではと心配です》」

「《メアニーにも困ったこと》」

 マーリは小さく息を吐く。「《シフル、どうか女官にそこまで気をつかわないで頂戴。女官の態度が迷惑なら、はっきりわからせてやっていいのよ》」

「《はい、すみません》」

 シフルとしてはそのつもりなのだが、メアニーはちっとも気にしてくれない。とはいえ、シフルもそろそろ彼女に慣れてきたし、あともう少しでセージをいらつかせることもなくなるはず。シフルは善処する旨、二人の少女の前で誓った。

「《それでシフル、何をお知りになりたいの? ここの蔵書のことなら、いちばん詳しいのはツォエルだけれど》」

「《あー、ツォエルさんはその》」

 口をつぐむ少年に、ふふ、と皇女は笑みをもらす。

「《怖い?》」

「《いえ、そんな》」

 シフルは目を白黒させる。

「《その態度では、否定になりませんね》」

 マーリは埃の積もった書庫を歩きだす。「《ツォエルには悪いけれど、シフルの気持ちもわかるわ。わたくしも、幼いときに初めて彼女に会ったときは、あとで父君陛下にお願いして、できるだけ彼女と接点がないようにしていただいたものよ》」

「《おや、マーリにも怖いものが》?」

 セージが、皇女のあとに続いていく。

「《もちろん。セージったら、わたくしを妖精か何かだと思っているの?》」

《なるほど、確かに妖精みたいですね》とつぶやいたセージを無視して、マーリはいう。「《わたくしは火の結界に閉ざされたムリーラン宮で育てられ、ファテーブルの外にも出たことがない娘です。この世は怖いものばかりよ》」

《そうですか》と相槌を打ちながら、シフルは不思議な感じがした。この人の軽やかなたたずまいが、そんな狭い世界の中で培えるものだろうか?

「《皇女さまって、どんなことを考えて暮らしているんですか》?」

 失礼とは思ったが、シフルは思ったことを尋ねてみた。マーリは気を悪くするでもなく、

「《わたくしもあなたと同じ人間よ》」

 と、返す。「《そうね、婚儀の前はオースティンさまのことばかり考えて暮らしていたわ。『英雄の現身』と呼ばれるかたがどんなふうなのか、絵姿を見ていつも想像していた。オースティンさまが到着なさってからは、すぐあのかたが故郷恋しさにご体調を崩されたから、どうやったら元気になっていただけるかを。

 あなたたちをお招きしたのは、父君陛下のご発案ですけれど、オースティンさまが予想以上にあなたたちをお気に召されて、本当にうれしいの》」

《ちょっと予想していない事態にもなったけれど》と、彼女は付け足す。けれど、その予想していなかった事態も、オースティンのことであれば心楽しいのだと、彼女はそんなふうに可憐な唇をほころばせた。

 その微笑は、疑う余地もなく幸福な皇女のものであり、シフルは理屈ではそれを受け入れていたが、どこか異和感が残った。何にも執着しないように見える風(シータ)のごとき少女と、オースティンに強く執着する少女が、シフルの中で一致しない。

「《マーリは、オースティンのこと、好きですか》?」

「シフル? 《何いってんの》」

 さすがのセージも、この質問にはあわてたが、

「……《気になってはいたけど、一生訊けないと思ってたことを、いきなり訊いてくれたな》」

 と、苦笑する。

「《そう》?」

「《最初に二人に会ったときから、不思議な夫婦だなと思ってた》」

 とセージは言う。「《たぶん、好きあっていないわけじゃない。距離をつめようとしてるようにみえる。でも、距離をおこうとするところもある。普通の夫婦がそんなことする必要ある? っていうことが、いくつもあった》」

「《あのとき、そんなことを考えていたの? 何もいわずに黙っていたから、退屈させてしまったかと思っていたけれど》」

「《夫婦の会話なんて退屈に決まってます。でも私にとっては、学習すべき言語ですから》」

「《言うわね》」

 皇女は微笑を崩さない。風(シータ)のように軽やかで、それでいて決して揺らぐことのない重みが、彼女にはある。彼女自身が、ラージャスタンという秘密主義の大国の歴史そのもの。秘密主義というのなら、本心を一切悟らせることのない彼女こそが、それを体現している。

(ツォエルさんは怖い。彼女は怖くない。でも……本質は一緒なのか?)

 マーリ・マキナ・ラージャスタンという少女も、ツォエル・イーリという女官も、まさしくアグラ宮殿そのものではないか。

 でも、

 ——オースティンは、全然ちがう。

 と、シフルは思った。

 しょせんオースティンは入り婿であって、ラージャスタンに長年暮らしているのだろう彼女たちと同質なはずがない——といえば、そこまでのこと。けれど、それにしてもオースティンは、シフルと同じ世代の少年らしく苦しみ、背負わされた宿命に黙って耐え抜くことができず、刃でシフルを脅すという軽挙にも出た。しかし、同じ彼が闇の中で不安げにシフルにすがり、またランプ代わりに精霊を使役することを教えてくれたのだ。

(あいつは、オレと同じ)

 おそらく同じ血が流れている、ということはさておき、オースティンはシフルや理学院の仲間と同じ、平凡な少年だと思った。《英雄の現身》と呼ばれる美貌と、それにふさわしいたたずまいと振るまいを除けば、あとは変わらない。

(そのオースティンが、好きになった女の子)

 もちろん、ラージャスタン第一皇女とトゥルカーナ公子の婚姻は、政略結婚にはちがいないのだろう。だが、シフルはオースティンの感情に確信があった。つきあいの期間としては短いが、あのオースティンは、

(絶対、単純だろ)

 と、思う。

 自分も単純なほうだが、オースティンほどではない。知りたいことがあるからといって、刃で脅してどうにかなると思っているのだから、底なしの単純思考だ。あるいは、いちおう一国の公子なだけに、それで通用していた可能性もある。

 いずれにせよ、オースティンは政略結婚を越えてマーリ皇女に恋している、そんな気がする。マーリの挙止を見ていると、そう思えてきた。シフルも、理学院でただの学生同士として彼女に出会っていたら、彼女の軽やかさや賢さに心惹かれていてもおかしくない——もちろん、彼女はどう転んでもラージャスタン皇女であり、そんなことは起こりえないのだけれど。そして、もしもセージと出会っていなかったら。

(いやいや、何考えてんだ)

 どうして、ここでセージが出る。マーリが印象的な少女だからといって、ことさらセージを引き合いに出す必要はない。だいたい、セージにも失礼だし、今の想像ときたらとても二人には言えないレベルだ。シフルはセージを一瞬みつめ、それから全力で頭を振った。

「《どうしたの》?」

 セージは怪訝な顔になる。

「《何でもないない》!」

 思いきり手を振って、シフルは否定する。たぶん頬が赤くなっているだろうが、何かあると動揺するのはいつものことだ。セージもいちいち気にとめないはず。いやむしろ、とめないでほしい。皇女は、猜疑心とは無縁の眼で、少しだけ顔をかたむけた。

「なあ、ラーガはどう思う?」

 目の前の少女二人の気を逸らすべく、シフルはラーガに水を向けた。同時に、何やってんだオレは、と思ったが、時すでに遅し。考えなしの問いはもう放たれた。マーリとオースティンが不思議な夫婦かどうか、ラーガに訊いてどうするつもりなのか、我ながら不明である。

 ところが、ラーガの次のひと言は、シフルたちの予測をはるかに越えていた。

「美しいと思う」

 濃青の髪と瞳をもつ妖精は、そう告げた。

「はっ?」

「《えっ》?」

 少年自身の素っ頓狂な声と、セージとマーリの声が重なった。

「おまえは美しいと思う」

 ラーガは、まっすぐにマーリ皇女を見て言った。

 皇女は静かに目をみはる。

「おい、何いってんだよ、ラーガ!」

 自分も先ほどおかしな質問をしてしまったが、それにしたってこれはない。いうにこと欠いて、ラージャスタン皇女にむかって、美しい、だと? しかも自分憑きの妖精が? どう収拾すればいいのかわからず、シフルはマーリの横顔をうかがった。

 すぐに、彼女の表情に微笑みが戻ってきた。

「ありがとうございます。ラーガさま」

 皇女は現代プリエスカ語で述べた。「わたくしの一生で、妖精……のかたに褒められることがあるなんて、思ってもみませんでした。少し気恥ずかしいですけれど」

 皇女としてこれ以上なく適切な、同時に人柄もうかがえるような返事に、妖精の主人たる少年がほっとしたのもつかの間、

「褒めてはいない」

 彼は即答した。

「はあッ?」

「事実だ」

「事実って」

 もはや、驚けばいいのか、呆れればいいのか。

「おまえが美しいのは、事実だ」

「——」

 へたな褒め言葉より、はるかに破壊的。そもそも何の話題だったか、などという理屈を越えて、ラーガのひと言は皇女を刺した。ほとんど崩れなかった微笑みが、かすかな鮮やかさを帯び、すみれ色の両目は、小さな明かりとりから入る細い光を受けとめて、透明。

 ラーガはマーリをまっすぐに見ている。マーリももう、目を逸らさない。

(えええ? 何これ? 何これ?)

 少年は、その正体不明の空気の中で、困惑していた。(オースティーン! おまえの奥さん、なんかおかしなことになってるんだけど! いいのかこれー?)

 しかも、考えてみればラーガの器はオースティンの先祖である英雄クレイガーンのもの。つまり、五百年の年代差がある同じ血の二人が、ひとりの少女をはさんでいる。

 なんという状況。おまけに、この事態を招いたのも、うっかり何度もラーガを召喚した自分。

(もう、アグラ宮殿のどこにも、足を向けて寝られねー! すいません! 本当にすいません!)

 シフルは頭を抱える。一方、かたわらにいるセージは、冷静に周囲を見渡して、

(そういえばマーリ、オースティンのこと好きかどうか、答えなかったな)

 と、密かに考えていた。

 

To be continued.

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